Q&A Session
沈: はい、ありがとうございました。それではただいまより質疑応答に移りたいと思います。ご質問は1回につき1問、その
回答に対するフォローアップ質問を1問までとさせていただきます。オンラインでご参加されている方はZoomからチャット
でご質問をお送りください。
まず会場の皆様からのご質問をお受けしたいと思います。それではご質問のある方は挙手をお願いいたします。マイクを
お持ちしますので、会社名とお名前をお伝えいただいた後にご質問をお願いいたします。
山村: ありがとうございます。J.P.モルガン証券の山村です。では、1問お願いいたします。
2024年に景気サイクルの0年目ということで、効率化とそれからHRテクノロジー事業のマネタイズ、加速されてですね、
実際しっかり増収増益を達成されたという理解なんですけども、お示しいただいた北米のHRテクノロジー事業のご計画
を拝見しますと、現地通貨ベースでほぼ横ばいで、件数は減少を見込んでいるということですので、単価で引き続きカ
バーできるという風に理解したんですけれども、このマネタイズの持続性といいますか、どこまでいけるのだろうかという
部分をですね、可能な限り教えていただければと思うんですけども。
有料広告比率の引き上げですとか、プレミアサービスの拡大ですとか、ミニマムバジェットの導入ですとか、さまざまなこ
とをされて今ここまできていると思うんですが、今、一体何合目で、そしてこの1年、もしくは中長期的にどの部分にまだま
だ最もアップサイドがあって、我々はそのある程度のマクロに対する耐性の力を信じていていいのか、持続性についてコ
メントいただければと思います。
出木場: ありがとうございます。すばらしいご質問で、まず大前提として考えていますのはですね、やはり、
これまではどうしてもその応募の数を得るみたいな形でやってきていたわけなんですけれども、特に景気が悪くなって来
ますと、応募者は自然に増えるという方向になりますので、特にAIみたいなものを使ってくるとですね、よりクオリティの高
いというか、その仕事に合った、その企業が採用したい人に合ったということを言う応募者をセレクティブに送るということ
をしていくことで、企業様の手間を減らすと。
こういったことが、これはもう、例えばですね、大手のお客様でいいますと、1年間でもう本当に300万件とか400万件の応
募を送っているお客様というのが多くいらっしゃいまして、もう本当に切実な思いとして、お客様の方からも、これをできれ
ば10分の1のいい人たちだけにしてくれないかというような話がたくさんあるわけなんですね。
なので、今、プレミアムっていうお話をいただきましたけれども、プレミアムというのはどちらかというと今のところは中小企
業をメインで、特にこういう資格とかああいう資格を持っている人だけ取りたいとか、こういったものに対して我々の方でい
くつかのマッチングの基準をかけて、お客様に、より多く課金をさせていただくというところをやってきております。
ですので、この先で言いますとですね、さらにこのAIでさまざま、ちょっと先ほども出させていただきましたけども、AIでの
スクリーニングだったりとか、AIでの実際のインタビュー、面接ですね、面接でしたりとか、AIを使ってというのはまだまだ
たくさんできるというか、テストしてきておりますので、こういったものをどのように課金をしていくのかというところ、それか
らですね、我々、いわゆるdemand side auctionと言われる、いわゆるこういう仕事の人を採用したいなという企業様が、
まあオークション形式で価格を競っていただくという形でやってきたんですけれども。
これは中長期的に言うとですね、よくこれは我々だけではなくて、OCPCと言われるoptimized CPCとかですね、アウトカ
ムベースみたいなことを言われるものとかあるんですけれども、何言ってるかというと、例えば我々だけじゃないですが、
この広告をクリックした人が10人いた時に、この人はとっても買いそうだっていう人と、この人はそんなに買いそうでもな
いなという人たちに対して、どういう風な予算の課金付けをしていくのかみたいな、少しそういったところもですね、広告テ
クノロジーとしても進化してきている部分もありまして。
つまりこの人は本当にこの企業さんにとってとってもいい応募者なんじゃないかというところを、どのようにアロケーション
して、どのように課金していくのかっていうのは、需要と供給がですね、きっちり科学的に分かってきますと、少しもうちょっ
と科学的に値付けができていく。
つまり、どれぐらい多くの人が採用したいんだっけだけじゃなくて、実際このエリアでこの仕事に対してどれぐらいの応募
者がqualifyされそうなんだっけ?っていうところが分かってきますと、例えばなんですけども、分かりやすいもので言うと、
そういう形でですね、こういった進化っていうのはどんどんどんどん続いていくという風に思いますので。
とにかく大事なことは、企業側様、ユーザー様にとってちゃんとバリューが上がったと。これはAIのテクノロジー進化によっ
てできるという風に思っています。それを課金するという形においては焦りすぎないということがとても大事だと思ってまし
This transcript is provided for the convenience of investors only
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