職場と企業をどこまで透明にできるか
2007年の創業以来、Glassdoorは企業や職場の透明性の向上に取り組んできました。何百万人もの人々が、Glassdoorを利用して魅力的な仕事や企業を見つけており、Glassdoorを介してつながったサービス利用者と企業の輪が、今では世界中に拡がっています。
クリスチャン・サザーランド=ウォン (Christian Sutherland-Wong) Glassdoor CEO
職場の透明性を促進するGlassdoorの取り組みは、社会をポジティブに変えるきっかけとなると考えています。企業の内情がつまびらかになれば、個人はより多くの情報に基づいて自らの就業・就職機会の選択肢を判断できるようになります。加えて、企業による情報開示も促進されます。職場の情報が包み隠さず公開されることは、企業がその環境をよりよくしようと努力することにつながり、結果的に従業員のパフォーマンスが上がり、本質的にレベルアップする原動力となるでしょう。
不利な条件が隠されていたり、入社後に給与待遇に不公平感を抱かせるような求人から求職者を守るだけでなく、給与と評価の公平性の担保や職場での差別の是正など、従業員の声が経営層に届くようにもなり得るのです。
このビジョンを実現するためのさらなる一歩として、Glassdoorは、大胆なアプローチで自らの透明化を推進します。企業の透明性促進を提唱する私たちの責務として、以下の取り組みを進めています。
給与情報の開示を促進
既に給与指針を公開し、求職者が入社前に報酬が把握できるようにしていますが、2020年後半には、役職ごとの給与水準も公表する予定です。長期的には、給料の完全な透明化を目指しています。
多様性に関するデータの開示
2020年7月より、自社の多様性に関するデータを透明性高く開示。人種、性別、管理職、技術職・非技術職などの従業員の属性情報を外部にも公開しています。
従業員フィードバックの透明性を担保
Glassdoor上に掲載された当社についてのレビューから、求職者が素早く職場情報を収集できるよう、従業員に対して匿名で率直なレビューを定期的に書き込むことを推奨しています。さらに、従業員への社内調査の結果も、求職者に対して提供する予定です。これらの活動を通じ、求職者が職場環境の全貌を把握できるよう努めます。
業績の透明性向上
月次全体会議と決算報告書を通じて、四半期ごとに最新の業績を社内共有します。外部公開が可能な詳細情報には限りがありますが、GlassdoorのHRテック業界における相対的な立ち位置を求職者の方々にお知らせし、さらなる判断材料としていただきます。
Glassdoor自らが透明性高く事業を運営することは、私たちが企業・職場ににより高い透明性を求めていくための根拠にもなります。Glassdoor独自のプラットフォームによって、「Radical Transparency(徹底した透明性)」を示し、世の中全体の企業・職場の透明性を底上げしていきたいと考えています。私たちはそのためのイノベーションや手法を今後も開拓し続けます。