ジェンダー平等は、創業期から続く使命
1980年の日本では、女性の転職はおろか補助的な仕事以外に就くことが一般的ではありませんでした。リクルートでは、創業時からジェンダーや学歴ではなく実力で評価しており、その頃既に女性が従業員の大半を占め、女性管理職がいることも当たり前になっていました。そこから、活躍の場をより広げたいという日本の女性たちの思いをいち早く感じ取り、女性の就職や転職に特化した求人メディア『とらばーゆ』を発行しました。
また、リクルートグループ歴 代5名の社長のうち、3人目の河野栄子は、1984年に取締役に就任し、1997年から2004年までトップを務める中で、景気後退期の厳しい時代におけるKPI導入など事業の構造改革を推進し、グループの事業基盤を強化しました。日本で男女雇用機会均等法が制定されたのは1986年、同法の改正法が採用や昇進などにおける性差別を禁止したのが1999年。そんな時代に女性がトップを務めていた企業が一体いくつあったでしょうか?
今日、世界60ヵ国以上で事業を展開するリクルートグループでは、管理職に占める女性の割合は40.2%です。従業員全体の男女比がほぼ半々であることに鑑みると、本来はそれと同等程度であるべきところ、約10%下回っています。
この差を埋めるためにも、さまざまな取り組みを実施し、より多様な選択肢を世界中に提供することで、これからもジェンダー平等の実現に貢献していきます。
リクルートグループ全体の男女比率
International Women's Day
2020年3月、リクルートグループは、「国際女性の日(IWD)」を記念した社内イベントを実施しました。リクルートホールディングスでは、従業員がオンライン・オフラインどちらでも参加可能なイベントを実施。参加者一人ひとりから寄せられたプレッジ(Pledge:行動宣言)が、ミモザの花束で飾られたイベント会場の壁をいっぱいにし、さらなるジェンダー平等の推進に向けた理解を深めました。
参加者からのコメント
「個として平等になる世の中にするために、自分にできることがないか模索したい」
「ジェンダーについて考えられる機会があってよかった」
リクルートグループはLGBTIの方々を支援しています
リクルートグループは、「LGBTI の人々に対する差別への取組みー企業のための行動基準」*の公式サポーターになりました。LGBTIとは、L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー、I=インターセックスを意味します。リクルートグループは、今後もLGBTIの方々の個の尊重やインクルージョンを進め、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現に貢献していきます。
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