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「2023年 最高の職場ランキング」を Glassdoorが発表

仕事と企業の透明性を高める情報で世界をリードするGlassdoorは2023年1月12日、毎年独自に行っている「2023年 最高の職場ランキング(The Best Places to Work)外部サイトへ(英語サイト)」を発表しました。一般的な職場ランキングの評価手法と異なり、従業員が自発的に投稿した口コミに基づいて決定されるユニークなランキング(注1)で、今回で15回目を迎えました。米国では大企業部門トップ100社(従業員1,000人以上)と中小企業部門トップ50(従業員1,000人未満)の2つのカテゴリで、さらにカナダ、英国、フランス、ドイツで、上位企業を表彰しています。

(注1)2021年10月19日から2022年10月17日の期間に寄せられた口コミをもとに、定量・定性・一貫性を総合的に評価するGlassdoor独自のアルゴリズムを用いて評価。

働き手が継続的な変化をもたらした一年

ここ一年は、雇用市場において、"Quiet quitting"(「静かな退職」とも呼ばれる「必要以上に頑張らない」働き方のこと)、転職、出社指示への抵抗、企業への柔軟性の要求、バーンアウト(燃え尽き症候群)への対応などの様々なトピックスが話題になりました。これらを通して、働き手が雇用の世界に継続的な変化をもたらした一年でした。

コロナ禍の影響とリモートワークの定着によって、私たちの働き方は永久に変わってしまったと言えるでしょう。しかし、そんななかでも果敢に変化に対応し、新たな状況に適応することで、優秀な人材を惹きつけることに成功している企業もあります。今回の「2023年 最高の職場ランキング」にランクインした企業は、従業員が会社からサポートされている、自分たちの意見に耳を傾けてもらえている、自分たちが大切にされている、と感じられるよう、従業員対応に優先度高く取り組んでいました。

GlassdoorのCEOクリスチャン・サザーランド=ウォンも、「2022年は、働き手にとって極めて浮き沈みの激しい年でしたが、この先行きがますます不透明な労働市場においても、優れた従業員体験(Employee Experience)の創出に注力している企業が引き続き存在するということをこのランキングは示しています。企業が従業員のメンタルヘルスやウェルビーイング、ダイバーシティ&インクルージョン、充実した福利厚生や柔軟な職場環境の実現に一層力を注いでいることは、2023年の明るい兆しです。ランクインしたすべての企業のみなさまに心よりお祝いを申し上げます。」と語っています。

米国の大企業部門トップ100社にランクインした企業は、テクノロジー、製薬、金融、コンサルティング、製造など業界は多岐にわたりましたが、その多くは、給与アップ、福利厚生の拡充、ワークライフバランスへの取り組みの強化を行っていました。

従業員ファーストの視点が引き続き成功のカギ

ランクインした企業の大きな共通点、それは従業員ファーストの視点で職場づくりに取り組んでいることでした。これは、コロナ禍以降の不確実性の高い状況の中でさらに重要性が増した要素だということも分かっています。

さらに、米国の大企業部門で上位にランクインした3社(ゲームサプライヤーのNVIDIA、市場調査会社のBain and Company、マーケティングおよびカスタマーサポートソフトウェアのHubspot)から見えてきた最高の職場の特徴は以下の3点でした。

  1. 企業文化をコアバリューとして、会社全体を一つのチームとして運営している(ヒエラルキー重視でない)

  2. 一般的なレベル以上、もしくははるかに上回るレベルの福利厚生を提供している

  3. 従業員の声を聞き、職場の満足度を見える化している

特にこの3社が他社と一線を画しているのは、積極的に従業員の声を聞き学ぼうとする姿勢と、イノベーティブで、かつ徹底的に従業員ファーストな制度等の両面が備わっていることでした。

Glassdoorは、今後もBest Place to Workランキングを通して、このような従業員ファーストの職場、働きやすい職場を称えていきます。そうすることが、企業が自社の現状を理解することに役立ち、また、上位ランクインがさらなる職場改善のモチベーションの一つになればと願っています。

ランクインした企業がPRに活用できるイメージ素材

ランクインした企業がPRに活用できるイメージ素材

2023年01月24日

※事業内容や所属などは記事発行時のものです。