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「持続可能な」人材派遣会社としてフランスにおける上位1%の評価を獲得

リクルートグループの1社である、人材派遣会社のStart People Franceは、サステナビリティ(持続可能性)を重視した組織運営を行っています。自社の企業活動に対する客観的評価を知るため、2012年より「Ecovadis」を導入し、外部機関による定量的評価を続けています。Ecovadisは、企業が自社のサステナビリティを評価・改善するにあたって、環境、労働慣行と人権、企業倫理、および責任ある資材調達といった項目に関して客観的な評価を行うサービスです。

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2018年、Start Peopleはこの「Ecovadis」プラットフォームにおいて、81%という評価(満点:100%)でゴールドステータスを獲得し、アドバンスド企業に認定されました。これは、Start Peopleがフランス国内の人材派遣会社の中で上位1%に入っていることになります。

また、同サービスの「企業倫理」の項目においても、派遣社員の生活だけでなく、顧客企業に対してもポジティブなインパクトを与えていることが示されました。

人材育成への投資

Start Peopleは派遣社員の育成も重視し、さまざまな研修を実施することで顧客企業の期待に応えています。事実、同社は人材育成における予算の80%を派遣社員の研修に投下しています。研修を受けた派遣社員の97%が、顧客企業から十分な能力があると評価され、90%が実際に就職することができ、派遣先での長期雇用にも繋がっています。

若年層のための就労支援プロジェクト「100 Chances 100 Jobs」

Start Peopleは今、若い世代の雇用にも力を入れています。「100 Chances 100 Jobs(100のチャンス、100の仕事)」というプロジェクトに参加して、同社の13のオフィスが地元企業と連携しながら、18-30歳の人びとの就業支援を行っています。

その結果、Start Peopleは2018年、150名の若者を企業の面接に合格するよう支援し、プロジェクトに参加したうち100名がStart Peopleの顧客企業の元で、合計6,000時間勤務するという実績に繋がりました。

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身体障がい者の就労支援

2018年には、1,100名以上もの身体障がい者を派遣社員として受け入れました。その中では、彼らの就業を促進するため、顧客企業向けの採用キャンペーン、トレーニングセッション、意識変革を促すための活動、およびワークステーションの再編成を実施。また、「National Week for the Employment of Disabled Workers(全国身体障害者就労週間)」という身体障がい者の就労機会の増加を企業に促す取り組みにも参加しています。

100 Chances 100 Jobsプログラムに参加した身体障がい者のダミアンは2018年4月、派遣社員としてSchneider Electricで働き始めました。そして、今日では彼は正社員として雇用され「自信を取り戻し、チームにも溶け込むことができた。」と胸を張ります。

同じく身体障がい者であるセドリックも、Start Peopleで研修を受けた一人です。彼はStart Peopleで研修を受けることを勧められたとき、「これは会社に身を置きながらも職業訓練で自らを高められるチャンスだと思った。」と話しています。

また、研修を受けた後に次のように述べています。
「私は働き、給与を得ることを希望していました。43歳という年齢でまた学生に戻りたくはありませんでした。働きながら学ぶことができる今の契約は、それを解決する素晴らしい選択肢でした。3週間は働き、残りの1週間は研修を受けるやり方は私の希望にぴったりです。お陰で、働いて給与を得ながら学位を取得できるのです。」

サステナビリティの維持

Start Peopleにとって、就労を通じた持続可能な社会の実現に貢献することは大きなチャレンジですが、各拠点で次々と新しい取り組みが始まり、ベストプラクティスが社内で共有され始めています。

こうしている今も、身体障がい者の雇用機会を増やし、社内のダイバーシティを促進するための革新的な方法を見つける努力がなされているのです。

2019年03月29日

※事業内容や所属などは記事発行時のものです。