recruit logo

サステナビリティ

ESGスコア、および社外からの評価

リクルートグループは企業活動を通じて、社会と地球環境にポジティブな影響を創出し、すべてのステークホルダーとの共存共栄を目指し、ESG、つまり環境(Environmental)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)について具体的な目標を示した「サステナビリティへのコミットメント」を設定しました。そして2030年の目標達成に向け、具体的な取り組みや進捗状況を開示しています。こうした開示に基づき、各機関によりESGスコアが算出されています。

リクルートホールディングスでは、ESGスコア、およびスコアに基づき選定されるESG指数(インデックス)や外部表彰の結果を、資本市場を含む社内外のステークホルダーとの対話やエンゲージメントにおいて自社のESGの取り組みを示すことができる、重要かつ価値のあるツールであると認識しています。リクルートホールディングスでは、自社のESGスコアを徹底的に検証・分析し、その結果を参照しながら継続的に企業活動の改善に取り組むことで、長期的に企業価値の向上と持続可能な社会・地球の実現に貢献することを目指しています。

リクルートホールディングスのESG・サステナビリティの取り組みに対する、外部からの評価や受賞実績の一部を紹介します。

ESG指数(インデックス)の構成銘柄への組入れ

GPIFが採用する6つのESG指数すべての構成銘柄に選定

リクルートホールディングスは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が採用する、国内株式を対象とした6つのESG指数(インデックス)すべての構成銘柄となっています。

ESG 2024-SelectLeaders-Nihonkabu-JPY

MSCI日本株ESGセレクトリーダーズ指数(注1)

MSCI社が提供。親指数であるMSCI 日本株 IMI指数構成銘柄の中から、業種の偏りを抑制した上でESG評価に優れた企業を選定。

ESG 2023-EmpoweringWomen-JPY

MSCI日本株女性活躍指数(注1)

MSCI社が提供。日本株の時価総額上位700銘柄の中から、女性の管理職や採用比率が高い374社(注5)を選定。

(注1) MSCI指数について:当社のMSCI指数への組み入れ及び本ページにおけるMSCIのロゴ、商標、サービスマーク又は指数名称の使用は、MSCI又はその関連会社による当社への後援、保証、販促には該当しません。MSCI指数はMSCIの独占的財産です。MSCI指数の名称及びロゴはMSCI又はその関係会社の商標又はサービスマークです。

FTSE Blossom Japan

FTSE Blossom Japan Index(注2)

英国金融リサーチ会社のFTSE社が提供。潜在的ESGリスクの管理および対応度合によって、インダストリー(注3)の偏重を最小化した状態で約310(注5)の構成銘柄を選定。

FTSE LOGO R 2

FTSE Blossom Japan Sector Relative Index(注2)

英国金融リサーチ会社のFTSE社が提供。潜在的ESGリスクの管理および対応度合によって、セクター(注3)の偏重を最小化した状態で約605(注5)の構成銘柄を選定。

(注2) FTSE Russell(FTSE International Limited と Frank Russell Companyの登録商標)はここに株式会社リクルートホールディングスが第三者調査の結果、FTSE Blossom Japan IndexとFTSE Blossom Japan Sector Relative Indexの各インデックス組み入れの要件を満たし、構成銘柄となったことを証します。FTSE Blossom Japan IndexはグローバルなインデックスプロバイダーであるFTSE Russellが作成し、環境、社会、ガバナンス(ESG)について優れた対応を行っている日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されたものです。FTSE Blossom Japan IndexとFTSE Blossom Japan Sector Relative Indexはサステナブル投資のファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されます。
(注3) インダストリーとセクターは
Industry Classification Benchmark (ICB)外部サイトへの区分によるものです。インダストリーが最も大きな区分で、これを細分化したものがセクターです。

S&P/JPX カーボンエフィシェント指数

S&P/JPX カーボンエフィシェント指数

米国金融リサーチ会社のS&P社および日本取引所グループが提供。環境情報の開示状況や炭素効率性の水準に基づき東証株価指数(TOPIX)の構成企業の中から幅広く1,000以上(注5)の構成銘柄を選定。

MSTAR-GenDi-J-Top-Constituent-Mark-med

Morningstar 日本株式 ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数(除くREIT)(注4)

Morningstar社が提供。Equileap社による企業のジェンダー・ダイバーシティに関する取り組みの評価に基づき、900以上(注5)の構成銘柄を選定。

(注4) Morningstar, Inc 及び/またはその関連会社(単体/グループに関らず「Morningstar」)は、株式会社リクルートホールディングスが、指定されたランキング年において、職場でのジェンダー・ダイバーシティに関して、Morningstar 日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト(除く REIT)指数(「インデックス」)を構成する銘柄の上位 5 分の 1 にランクされた」という事実を反映するために、株式会社リクルートホールディングスがMorningstar 日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト(除く REIT)・ロゴ(「ロゴ」)を使用することを承認しました。Morningstar は情報提供のみを目的として株式会社リクルートホールディングスによるロゴの使用を承認しております。株式会社リクルートホールディングスによるロゴの使用は Morningstar が株式会社リクルートホールディングスを推奨するものではなく、また、株式会社リクルートホールディングスに関連する有価証券の購入、売却、引受けを推奨、提案、勧誘するものでもありません。 当インデックスは日本の職場のジェンダー・ダイバーシティを反映するようにデザインされておりますが、Morningstar は、インデックスまたはインデックスに含まれるデータの正確性、完全性、または適時性を保証しません。Morningstar はインデックス、またはロゴに関して明示的にも暗黙的にも保証を行わず、インデックス、インデックスに含まれるデータまたはロゴに関する商品性および特定の目的または使用への適合性の保証を明示的に否認します。前述のいずれにも制限することなく、いかなる場合においても、Morningstar またはその第三者のコンテンツプロバイダーは、いずれかの当事者によるインデックスまたはロゴの使用または信頼に起因する(直接的・間接的に関わらず)損害について、Morningstar が当該損害の可能性について認識していたとしても、いかなる責任も負わないものとします。 Morningstar の名前、インデックス名、およびロゴは、Morningstar, Inc の商標またはサービス マークです。過去のパフォーマンスは、将来の結果を保証するものではありません。
(注5) 2024年3月時点の情報となります。

その他に構成銘柄として選出されているESG指数(インデックス)

上記の銘柄に加え、リクルートグループは下記のESGインデックスの構成銘柄にも選ばれました。

ESG 2024-SelectLeaders-JPY

MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数(注1)

米国金融リサーチ会社のMSCI社が提供。親指数であるMSCI ジャパンIMI指数構成銘柄の中から、時価総額50%を目標に、ESG評価に優れた約230社を選定。

FTSE4Good

FTSE4Good Index Series(注6)

英国金融リサーチ会社のFTSE Russell社が提供。ESG対応の優れた企業で構成される指数(インデックス)に選定。

Member of Dow Jones Sustainability Indices Powered by the S&P Global CSA

Dow Jones Sustainability Asia Pacific Index (DJSI Asia Pacific)

DJSIは、米国のダウ・ジョーンズ(S&P Dow Jones)社とスイスのロベコサム(RobecoSAM)社が共同で運営する世界の代表的なESG投資指標の一つ。リクルートホールディングスはこのアジア・パシフィック版であるDow Jones Sustainability Asia Pacific Index (DJSI Asia Pacific)の対象銘柄に選定。

STOXX MUTB Member 2023/2024 Platinum Career Index

iSTOXX MUTB ジャパン プラチナキャリア 150 インデックス

三菱UFJ信託銀行とドイツ取引所傘下のインデックス提供会社であるSTOXX社が提供。積極的に従業員のキャリア形成に取り組む日本企業150社で構成される指数(インデックス)に選定。

(注6) FTSE Russell(FTSE International LimitedとFrank Russell Company の登録商標)は、ここに株式会社リクルートホールディングスが第三者調査の結果、 FTSE4Good組み入れの要件を満たし、本インデックスの構成銘柄となったことを証します。FTSE4GoodはグローバルなインデックスプロバイダーであるFTSE Russell が作成し、強力な環境、社会、ガバナンス(ESG)慣行を示す企業のパフォーマンスを測定するために設計されたものです。FTSE4Good Indexは、責任投資ファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されます。

ESGに関する社外表彰・評価

リクルートホールディングスおよびグループ会社各社の、持続可能な社会・環境の実現に向けた取り組みに対し、外部より受賞した評価実績の一部を紹介します。

Sustainalytics RegionTopRated 2023

 

 

Sustainalytics ESG Regional Top Ratedに認定

米国モーニングスターグループの一員であるサステイナリティクスは、ESG調査・レーティング・データ提供のリーディングカンパニーです。リクルートホールディングスは14,000社を超えるグローバル企業の中からESGのリージョナルのトップ・パフォーマーとして認定されました。

Climate A List stamp 2023

CDPの気候変動分野において最高評価「Aリスト」に選定

気候変動などの環境分野に取り組む国際的な非営利団体CDP(注7)(本部:イギリス、ロンドン)により、「気候変動」の分野において2023年度Aリストに選出されました。評価はTCFDに完全に整合した質問書への回答を通して行われ、当社および企業のバリューチェーン全体で温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)排出量削減へ取り組んだことが高く評価されました。

 

2023年は、気候変動セクターの環境情報開示に応じた約23,000社の中から、400社強がAリストに選定されました。うち日本企業は、リクルートホールディングスを含む111社でした。

CDP SER 2023 RED

「CDP気候変動2023」 にて「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に認定

リクルートホールディングスは、CDP(注7)が行う「サプライヤー・エンゲージメント評価」において「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」として認定されました。同評価は、「CDP 2023年気候変動質問書」に回答し、気候変動に関するサプライヤーへの働きかけについて評価された全世界の企業のうち、上位450社強が選定されています。

Prime Label Corporate Responsiblity

ISSのESG格付けで「プライム」評価を獲得

ISS ESGコーポレート・レーティングは、バリューチェーンに沿って企業のESGリスク、機会、影響を評価する格付けです。当社はHuman Resources and Employmentの業界において、44社の中から、ESGの総合評価が業種別のしきい値以上の企業に与えられる「プライム」評価を獲得しました。

企業の法務部門を表彰するFinancial Times「イノベーティブ・ローヤーズ賞(アジア太平洋)」をリクルートが受賞

株式会社リクルートは2019年に子会社の情報漏えいの発覚を経て、情報保護とプライバシーのさらなる強化に取り組んでいます。ユーザーのプライバシー保護などを担当するデータプロテクション&プライバシーユニットは、300種類を超える製品それぞれが個別に策定していたプライバシーポリシーを数種類の文書に統合し、製品ライン全体で必要な修正が一度に、自動で行えるシステムを開発。これにより、ポリシーの修正や更新を各製品にタイムリーかつ効率的に準拠させることができるようになりました。この取り組みが評価され、2023年に「商業的&戦略的アドバイス」部門外部サイトへにおいて、同賞に選ばれました。

日本証券アナリスト協会が選ぶ「ディスクロージャー優良企業」第1位に選定

企業の情報開示の促進・向上を目的に、日頃企業に接している証券アナリストが企業の開示資料を評価・優良企業を選定している本賞にて、この度、当社が広告・メディア・エンタテインメントの業種で「ディスクロージャー優良企業」第1位に選定されました。

特に、決算説明会やESGイベントに担当役員が参加していることから「経営陣のIRへの姿勢」や、ESGデータやレポートでの開示の充実に加えて、ESGセッションの定期的な開催を行ったことで「ESG関連」で高い評価を受けています。

『Recruit Group Profile: Inside Out 2023』が、GPIF の国内株式運用機関が選ぶ「優れた統合報告書」に選出

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対して、「優れた統合報告書」の選出を依頼し、そのうち複数の運用機関から高い評価を得た「優れた統合報告書」に当社の『Recruit Group Profile: Inside Out 2023』が選出。

Recruit Group Profile: Inside Out 2023はこちらをご覧ください。PDFダウンロード

 

グループ会社各社のその他の受賞実績はこちらからご覧いただけます。

(注7) CDPは2000年に設立された英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)。世界最大級の環境データベースを保有し、130兆米ドル以上の資産を保有する740社以上の投資家と協力し企業が環境に与える影響を明らかにしてきた。
(注8) 上記に記載の評価や記述内容は、2024年3月時点のものとなります。

 

ESGスコアとは?

ESGスコアとは、気候変動、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)、人権、ソーシャルインパクトなど、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関連するリスクと機会に対して、企業がどれほど対応できているか、その準備状況を格付け機関やインデックス・プロバイダーなどの第三者機関が評価・算出するものです。ESGスコアは通常、数値またはA/B/Cといったアルファベットのレターを使用して表現されます。

ESGスコアが重視される理由とは?

ESGスコアは、他社と比較した際にどの点において競争優位性があるのか客観的に示すだけでなく、企業のESGの取り組みにおいて改善が必要な点を明らかにする意味合いもあります。そのため、機関投資家などの専門家は、企業の潜在的なリスクと将来の成長性の評価を行う際に、ESGスコアの分析を積極的に取り入れています。