リクルートグループを「Best Place to Work」に
人事統括部・サステナビリティトランスフォーメーション部・経営企画部
クリス・シュレギン
あらゆるアプローチで
「Best Place to Work」の実現を目指す。
私は現在、3つの部署の仕事を担当しています。主務として在籍している人事統括部の「報酬チーム」で、役員報酬制度の企画・設計・運用などを行っています。これに加えて、昨年導入されたIndeedを中心とするHRテクノロジーSBUの従業員を主な対象者とする株式報酬制度の設計・導入にも携わり、アメリカやアイルランドなどIndeedの人事やファイナンスチームとミーティングを行いながら運用をサポートしています。また、当社には私のようなNon-Japaneseの人材がまだまだ少ないこともあり、ダイバーシティを高めていくためにグローバルでの採用活動の強化にも取り組んでいます。
兼務する経営企画部では、役員のグローバル化に合わせた取締役会や各種会議体の運営や情報の伝達・共有をサポートしたり、今期からはサステナビリティトランスフォーメーション(SX)部の一員として、ESG格付への対応も行っています。このようにお話すると、「色々やらされて大変だね」と思われる方がいるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。私は前職のゲーム会社で経営企画を経験して経営への関心が高まり、日本の情報サービス企業からグローバルIT企業への変貌に向けて成長を続けているリクルートグループの経営に興味を持って入社しました。ですから、経営に関わる様々な仕事に興味があり、部署にとらわれずに何でもやってみたいと思っていたんです。そんな自分の希望を理解し、次々に新しい機会を与えてくれる会社や上司には感謝しかありません。リクルートのバリューズの1つである「BET ON PASSION」が本当に体現されていて、やってみたいと思ったことに挑戦させてもらえる企業文化は、とても魅力的だと感じています。
多様な仕事を担当していますが、人事での報酬制度に関する仕事も、経営企画やSXでの仕事も、すべては「Best Place to Work」を実現することに繋がっていると考えています。グローバルに展開するリクルートグループの全従業員がそれぞれの能力を思う存分に発揮できる環境を整え、ビジョン・ミッション・バリューズを体現することで、自分の仕事や会社を誇りに思える。そんな、世界で認められる「Best Place to Work」を作っていくことに貢献していきたいと思っています。
変わり続ける会社だから、やりたいことが尽きません。
人事や経営企画の仕事では、クロスボーダーのプロジェクトが増えてきました。日本国内であっても、部署を越えて連携するプロジェクトでは相手の事情や背景を理解することが求められると思いますが、グローバルでのコミュニケーションでは、互いの文化的な背景の違いを理解する必要があります。例えば私も関わったHRテクノロジーSBUの従業員に対する株式報酬制度の導入は、日本ではまだ浸透していませんが、欧米ではすでに優秀な人材の維持・確保に欠かせないインセンティブになっています。こうした背景の違いを理解しなければ、英語で会話は通じたとしても、相手の発言の意図を正しく理解することができません。リクルートホールディングスにも異文化の経験を持った方がかなり増えてきましたが、グローバル企業の本社部門として、もっと多様なバックグラウンドを持った人材が必要だと感じています。
また、この4月からESG格付を担当することになり、格付会社とのコミュニケーションを担当しています。例えば人材領域に関して言えば、人生において仕事に割く時間の割合はとても大きく、その仕事を通して得られる収入が生活の質を支えている中で、Indeedや人材派遣事業をはじめとする当社のプロダクトやサービスが社会課題の解決に大いに貢献できると信じています。また、経営戦略の三本柱の一つに「Prosper Together」を掲げ、持続可能な社会への貢献を通じて当社の持続的な成長を目指して取り組んでおり、一歩ずつ着実に進展しています。しかし、私たちの思いとは裏腹に、こうした事業の社会貢献性をレーティングに反映してもらえない場面も少なくありません。初めて格付会社の方とお話しした時は、我々のアピールに対する反応の弱さに愕然としました。どのようにして自社の活動内容を伝え、成果を証明していけば、私たちの取り組みの価値を認めていただけるのかと知恵を絞る毎日です。
日本では、まだリクルートと言えば人材領域の企業という印象が強いかもしれません。私自身も入社前はそうでしたが、すでにグローバルIT企業へと変貌を遂げ、近年では日本国内でもSaaSソリューションなど新しいプロダクトやサービスが続々と生まれるなど、常に進化し続けています。「変わり続ける」ことが企業文化として根付いている会社だなと感じています。その中で、次々に新しい仕事や役割が出てくるので、やりたいことが尽きることがありません。これからも自分の役割を限定することなく、やりたいと思ったことには積極的に挑戦していきたいと思います。
より多様性にあふれる、強いチームを作っていきたい。
私はニューヨーク出身ですが、子供の頃からコミックやゲームが大好きで、一時は漫画家になりたいと思っていたくらいでした。大学では国際関係を専攻したのですが、私が大好きなサブカルチャーの領域で圧倒的に強い日本という国に興味を持ち、言語を選択する際に日本語を選んだのです。でも日本語は難しくて、なかなか話せるようになりませんでした。そこで、実際に住んでみるしかないと思い、日本の大学に編入しました。卒業後にそのまま日本で就職して、現在が3社目になります。
過去に在籍した2社の他にも、1社目の人材紹介会社で数多くの日本企業を見てきましたが、どの企業も「Team Focus」が強い印象がありました。当社に来て何よりも驚いたのは、そのようなイメージとはまったく異なり、「個の尊重」が徹底されていて、強い個性を持った人たちがミッション・バリューズを共有しながら「One Team」で動いていることです。上司に対しても違和感があれば反論して意見を戦わせることが頻繁にありますし、フラットな関係性の中でお互いに「なぜそう思うのか?」を理解しあい、尊重するカルチャーが根付いています。この点は日本企業に限らず、外資系企業と比較してもユニークと言えるのではないでしょうか。上司の考えに対して「どう思う?」と聞かれた時、自分の意見を言わずに「異論ありません」と答えるのが格好悪いな…と感じてしまうリクルートの企業文化が、私は大好きです。ワークスタイルの面でも、チーム内でお互いにサポートしあいながら、休暇の取得を周囲から促されるような働きやすい環境ですよ。取得可能な休日・休暇が多すぎて取り切れない…というのは、人生初めての経験でした。
一人ひとりの意志が尊重され、フレキシブルなワークスタイルが許容される文化は、まさにグローバル企業そのものだと思います。私のように日本以外の文化的背景を持った方がスムーズに溶け込み、思う存分活躍できる土壌は整っています。だからこそ、もっと多くのグローバル人材に当社へ来ていただき、より多様性にあふれる強いチームを作っていきたいです。興味を持っていただける方は、ぜひご応募ください。お会いできることを楽しみにしています。
クリス・シュレギン
人事統括部・サステナビリティトランスフォーメーション部・経営企画部
2022年09月15日
- ※事業内容や担当業務内容などは2022年08月05日記事発行時のものです。