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サステナビリティ

社外委員メッセージ: Aditi Mohapatra様

企業のサステナビリティ推進において重要な要素のひとつは、経営層のコミットメントです。誠実に取り組む意思決定者の姿勢と、事業の根幹に関わる重大な課題に対処する意志がなければ、有効な戦略を構築することはできません。CEOやSBU長が積極的に関与するリクルートグループのサステナビリティの取り組みは、グローバルな組織として、サステナビリティ戦略を重要視している良い例といえます。

成功の鍵を握るもうひとつの重要な要素は、サステナビリティに関する経験と知識のある第三者である専門家が評価と提言を行うことです。 サステナビリティ委員会で得た社外有識者のアドバイスをいかに取締役会で取り入れ、次回の議論までに進化させるかを、私は見てきました。その意味で、第三者意見の活用がなされていると思います。リクルートグループが、SDGs(持続可能な開発目標)と国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を中心とした国際的な枠組みと指針に取り組むことは、グローバルな動きに自らの取り組みをリンクさせることになりとても重要なことだと思います。これは、持続可能な成長が企業として必要不可欠であるだけでなく、企業市民としての義務でもあることを、リクルートグループが真摯に受け止め理解していることの現れだと思います。

HRテクノロジー、メディア&ソリューション、人材派遣の各SBUは、いずれも大きな変化の中にあります。そのなかで、サステナビリティの課題を前向きに検証し、社会における自らの役割を考え、課題解決に取り組む姿勢はとても良いと思います。まだ明確な答えのない「ダイバーシティ&インクルージョン」や「AI(人工知能)技術に潜む偏見」などの問題にも、真摯に取り組もうとする姿勢を感じます。

リクルートグループには、引き続き意欲的にサステナビリティに取り組み、この分野でのリーダーシップを発揮していただきたいと願っています。

2019年10月1日

本記事の内容は、上記発行時のものです。

Aditi Mohapatraさん

Aditi Mohapatraさん

BSR ニューヨーク事務所 女性のエンパワーメント 担当ディレクター