変わり続ける事業の成長を支え続けていくために、 グローバルトップレベルの経理チームを実現したい

経理統括部

部長

越田 光信

適正・適時決算開示を持続的に実現するために、
立ち止まることなく、変化し、改善し続ける。

私が担当している経理統括部は、株式会社リクルートホールディングスの単体決算、ならびにグループ全体の連結決算を統括する役割を担っています。ミッションを一言で申し上げるなら、「グループの適正・適時決算開示を持続的に実現すること」。全員が月次・四半期・年度決算処理の実務を担いながら、プロセスやシステムの抜本的な改善によりオペレーショナルエクセレンスを追求する「財務会計グループ」と、事業側(SBUや事業を運営する各子会社)とのコミュニケーションを担い、会計ガバナンスの強化を図りながら事業のリアルタイムの実態や将来の事業プランを理解し、財務諸表に落とし込んでいく「グローバル経理統制グループ」の2グループ体制で、日々進化にチャレンジしています。

私が入社したのは2018年のことです。当時のトップマネジメントの「グローバルトップレベルのファイナンス組織を作る」というビジョンに共感し、一緒にやりたいと思ったことがきっかけでした。とはいえ当時の状況は、急激なビジネスの拡大やグローバル化に対応することが優先課題であり、間接部門のレベルはグローバル上場企業として十分とは言えないものだったと思います。しかし、あれから4年が経過した今、海外に拠点を置くSBUや事業会社とのコミュニケーションの頻度や質も格段に高まり、ガバナンスの面でも原則として監査法人をグループで統一することをはじめとして、ベースとなる体制が整ってきました。グローバルトップレベルへの挑戦は、まさにこれから。ようやくスタートラインに立った段階だと思っています。

「経理」と聞くと、定型のルーティンワークが多い印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。確かに、決算処理や開示資料の作成においては会計基準や各種ルールが定められており、決められた枠の中で対応することが求められる業務も少なくありません。そして、グループ会社には数百名の経理担当がおり、さらに言えば事業に従事する数万人の日々の取り組み一つひとつが、最終的に財務諸表へと統合されることになります。一言で決算資料の作成と言っても、そこには膨大なプロセスが存在しています。現在、経理統括部では連結決算におけるこれまでのオペレーションを抜本的に改善することで、決算時などの超繁忙期でも全員が大きな残業なく退社できる状態を目指すプロジェクトを推進しています。そして、オペレーションに掛けていた時間をより付加価値業務に振り向けることで更なる価値発揮を目指して行きたいと考えています。また、ガバナンスの面においてもグローバル対応をさらに強化しつつ、次のステージへと進化させていきたいと考えています。決して立ち止まることなく、常に変化し、改善し続けることがリクルートホールディングス経理の最大の特徴です。

image01

目的・意義を徹底的に議論し、納得して取り組むことで、
一人ひとりのオーナーシップ・リーダーシップが花開く。

私は当社に入社するまで、監査法人、総合電機メーカー、食品メーカー、外資系製薬企業などの会社で広範囲なファイナンス業務を経験してきました。それぞれに特徴がありましたが、リクルートに来て痛感させられたのは「目的意識」の大切さです。何か新しいことに取り組む際に、まず目的や意義を徹底的に議論し、それがクリアになって初めてプロジェクトが始まるのです。特に前職が米国に本社を置く会社での勤務で、本社がやれと言ったらとりあえず始めるという環境だったこともあり、そのギャップには驚きました。今では何か仕事を任される時でも、その仕事に取り組む意味や価値は何かを必ず考えますし、自分の意志を持って取り組むことが出来そうになければ引き受けるべきではないと考えるようになりました。そうでなければ目的・意義を他者にも共有出来ないことになり、本当の意味でチームで仕事をすることは出来ません。また、目的を明確に定めることができれば、社内外の環境変化や不測の事態が発生した際も冷静に状況を判断し、必要に応じて臆することなく計画を変更することができます。実際に導入を進めていたあるプロジェクトが長期化した際、その間の社内外の環境変化への適応が不十分ではないかという懸念が生まれ、本来の目的に立ち返って対応を検討した結果、躊躇なく導入中止という決断が下されたことがありました。とても苦い経験ではありましたが、承認された計画を遂行することよりもプロジェクトの目的・意義にこだわったからこそ、中止を決断することができたのだと思っています。

明確な目的を持って仕事をすることは、プロジェクトに参加する一人ひとりにとっても重要な意味を持ちます。当事者意識が必然的に高まり、リーダーシップが引き出されるのです。私はそれを象徴するリクルートの特徴が、担当領域以外のことにも口を出すことを推奨する文化だと思っています。たとえ専門外でも、違和感を感じたら臆せず発言する。そうすることで議論が活性化し、短時間でアジェンダがブラッシュアップされ、よりよいものが生まれるのです。特に経理はあらゆる部署の業務と密接につながっていますから、自分の担当領域の境界が曖昧な場面も少なくありません。そんな時こそ、勇気を持って自ら一歩踏み出してみる。すると驚くほどスムーズに仕事を進めることができ、ネットワークも広がっていきます。成長機会を獲得し、キャリアアップを実現するためには、専門性を磨くことも必要ですが、高い問題意識を持って専門外の事にも積極的にチャレンジする姿勢がより大切だと思います。

これは裏を返せば、仕事をお願いする際には明確な目的とその人が取り組む意義・意味を考え抜き、納得してもらえる形で伝える必要があるということでもあります。組織長として、一人ひとりのWILLを尊重し、「挑戦したい」「自分ならこうする」という思いを持った人に仕事を任せることで、より大きな成果につながるのだということを日々実感しています。「能力差は5倍、意識差は100倍」これは、ある日本の有名な経営者の言葉ですが、リクルートが大切にする価値観である「BET ON PASSION」の文化を体験すると、その言葉の意味を身に沁みて感じられるはずです。

image02

経営陣にも、ビジネスの現場にも近い立場から、
ボトムアップの提案で事業経営を支えていく。

事業会社への転職を検討されている方の中には、より事業に近い場所で手触り感のある仕事がしたいとか、より経営に近い場所で影響力の大きな仕事がしたいと考えておられる方も多いと思います。リクルートグループは世界各地で様々な事業を展開しており、経理統括部のメンバーは日々現場と会話を重ねながら最新の情報を共有しています。各事業セグメントを統括するSBUや事業会社のCFOクラスから実務担当者まで、幅広いレイヤーの人と関わりながら、まさに事業の一員として経営を支える醍醐味を実感していただけるはずです。

また、今や日本でもトップクラスの上場企業でありながら、経営陣との距離が極めて近く、意思決定もスピーディーですね。役員と直接会話することで、経営の意図を正しく理解し、彼らの思いを感じ取ることもできます。役員の発言の意図について、現場が何時間もかけて議論するような不毛な時間は一切ありません。改善すべき点や新たに挑戦したいことをボトムアップで提案し、その挑戦を周囲が必ず応援するリクルート固有の企業文化は、本当に魅力的だと思います。

リクルートホールディングスの経理には、まだまだできることがあります。そして、これからグローバルトップレベルのファイナンスチームを作っていくためにも、私たちとともに挑戦してくださる仲間を必要としています。リーダーシップ・オーナーシップを持って課題に向き合い、セルフスタートで周囲を巻き込みながら積極的に提案するマインドを持った方であれば、年齢や性別に関係なく必ず活躍していただけると確信していますので、ぜひ応募をご検討ください。チャレンジ精神にあふれる皆様とお会いできることを楽しみにしています。

越田 光信(こしだ・みつのぶ)

部長

経理統括部

監査法人・総合電機メーカー・食品メーカー・外資系製薬企業を経て、2018年3月に当社に入社。その間、監査、経理、税務、管理会計など一貫してファイナンス領域でキャリアを形成。2020年より経理統括部の部長を務める。
監査法人・総合電機メーカー・食品メーカー・外資系製薬企業を経て、2018年3月に当社に入社。その間、監査、経理、税務、管理会計など一貫してファイナンス領域でキャリアを形成。2020年より経理統括部の部長を務める。

2022年08月05日

  • ※事業内容や担当業務内容などは2022年08月05日記事発行時のものです。

関連インタビュー