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クリス・ハイムス:Indeed CEOメッセージ FY2020

「未来」はもう目の前に来ている

この数ヶ月間、世界はとてつもない困難に直面しています。世界中の人々の健康そして経済が危機的かつ先の見通せない状況に陥っています。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始めて以来、Indeedは、創業時から掲げているミッション「We help people get jobs」に基づき、困っている人々の支援に全力を注いできました。私たちのミッションは、いまだかつてないほど重要かつ不可欠な存在になってきました。

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クリス・ハイムス(Chris Hyams) Indeed CEO

何百万もの人が職を失い、多くの雇用主が採用活動を休止せざるを得ない一方、社会生活の存続に必要なサービス業務を提供する事業者の多くが人材の確保に奔走しています。求職者が一刻も早く再就職できるように、そして、採用にかかる手間や負担を減らし、雇用者が事業活動に注力できるようにするためのツールや技術を社会に提供する責務を、今まで以上に強く感じています。

コロナ禍で緊急性を増した職種の採用にあたる雇用主は、安全かつ効率的に採用できる方法が必要になりました。Indeedでは、かねてよりすべてオンラインで完結する『
バーチャル採用イベント外部サイトへ』(英語サイトに遷移します)を試験運用していたのですが、コロナ禍をうけて急遽専門のチームをつくり、当初の計画を前倒してサービス開発を進め、かつてない速さで運用を開始しました。企業との面接に、求職者が自宅にいながら安全に臨めるオンラインシステムを確立することができました。

以前までの私たちなら、オンライン面接が導入されるようになるのはまだ何年も先のことだと考えていたことでしょう。しかし、この未曾有の困難が、変化を一気に加速する原動力となったのです。私たちの想像を軽く飛び越えて、「未来」だったはずの世界が今、目の前の現実となったのです。

グローバル展開するIndeedは、各国・地域の状況に即した支援を展開すべく知恵を絞りました。英国では保健省と提携し、国民保健サービス (NHS) や介護分野での感染症対応に必要な人材の迅速な獲得を、シンガポールでは、政府からの要請に応えて緊急の採用活動を、そして米国では、ニューヨーク州全体を対象とした『バーチャル採用イベント』を実施し、エッセンシャルワーカー500人の採用を、それぞれ支援しました。

この困難な状況に対応する一方、将来への備えも忘れてはいません。やがて世界は再び立ち上がり、多くの企業が多くの人材を必要とする時が必ずやってきます。その際に生まれるであろう新しいニーズに応える準備もまた、着々と進めています。

このような変化が著しい時代に、Indeedがリクルートグループの一員であることのメリットは計り知れません。数十年にわたって市場の荒波と対峙し、何度も乗り越えてきたグループだからこそ、どんな新しいニーズにも機敏に適応できると確信しています。

Indeedはこれからも、イノベーションを重視する企業文化を基軸に、難しい状況にも柔軟に対処し、圧倒的な強みである「We help people get jobs」に、全力で取り組んでいきます。

2020年09月30日

※事業内容や所属などは記事発行時のものです。