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多様な選択肢から自己決定できる社会を:リクルート代表取締役社長 牛田圭一

創業65周年を迎えたリクルートグループ。リーダーたちは今、どんな問いに向き合い、何を考え、どんな未来を創ろうとしているのか。マーケティング・マッチング・テクノロジーSBU担当常務執行役員 兼 株式会社リクルートで代表取締役社長を務める牛田圭一に聞きました。

カメラに笑顔を向ける牛田圭一

株式会社リクルート代表取締役社長 兼 株式会社リクルートホールディングス常務執行役員マーケティング・マッチング・テクノロジー事業担当 牛田圭一

Follow Your Heart ― 個人が自らの意思で選択できる機会

私たちリクルートグループは創業時より65年間、「何かをしたい」という人間の希望をスピーディに実現できる世界を、ビジネスを通じて構築してきました。“Follow Your Heart”というビジョンにもある通り、個人が自らの意思で選択できることは何にも代えがたい素晴らしい価値です。その実現に欠かせない多様な選択肢は、企業や事業主の個性あふれる商材やサービスのバリエーションによって成立してきました。そして今、日本は、個性豊かなサービスや選択肢を楽しめる国として、諸外国からも注目が高まっています。

一方サービス提供の現場では、労働力不足や原材料高騰などから、より良いものを提供するチャレンジができない、提供価値を維持することすら難しいといった状況もあります。マーケティングマッチングプラットフォームを多数展開し、434万のSaaSサービスアカウント(注1)、そして9,300万のリクルートID(注2)をもつ私たちとしては、事業サービスを通じて企業クライアントの付加価値向上に寄与し、企業クライアントが選択肢を提供しようと創意工夫する行為がもっともっと報われる状態を創っていきたいと思います。そして、人生において、日常において、自分が望むものを得たい個人ユーザーの方々にも、これまで以上に納得できる意思決定をしていただけるようなサポート、サービスが必要だと考えます。

(注1) 2025年3月期
(注2) 2025年3月期、アクティブ・ノンアクティブ含む

世界に先駆けた進化「マーケティング・マッチング・テクノロジー」

2025年6月よりSBU名称を従来の「マッチング&ソリューション」から「マーケティング・マッチング・テクノロジー」に変更しました。クライアント企業に提供するマーケティング成果により一層コミットするとともに、そのための具体策としてAIをはじめとしたテクノロジーを活用してマッチングを劇的に進化させていくという意を込めています。

多くの中小事業者クライアントは、自分たちの状態を可視化して把握することにすら十分にパワーを割けないのが実態です。しかしそこにリクルートのプラットフォームや業務支援SaaSを通じて構造化したインサイトを用いれば、マッチングのプロセス、質ともに劇的に改善する余地があることが分かり、企業クライアントは価値創造に向けて積極的に投資できるようになります。同時に業務効率化も行うことで、労働力不足に対応するだけでなく、ビジネス全体の生産性を高めることができるのです。

課題先進国といわれる日本において、私たちは日本中のビジネスの現場におけるマッチングの進化や、企業や事業主の付加価値向上を実現し、経営を支援していきます。そして、多様な選択肢から自己決定できる社会であり続けるための方法を、世界に先駆けて開発し、発展させていきたいと思います。

牛田圭一の顔写真

牛田 圭一(うしだ・けいいち)

株式会社リクルート 代表取締役社長 兼 株式会社リクルートホールディングス 常務執行役員 マーケティング・マッチング・テクノロジー事業担当

大手水産会社を経て、2007年リクルートに入社。『じゃらんnet』『ホットペッパーグルメ』『ホットペッパービューティー』のプロダクトマネジャー、『ポンパレ』プロデューサー、「リクルートID」などの立ち上げを担当し、2014年12月より株式会社ロイヤリティマーケティング 取締役。2015年よりリクルートライフスタイル ネットビジネス本部長を務め、2020年よりリクルート執行役員(プロダクト本部 販促領域)として「Air ビジネスツールズ」を担当。2024年10月よりプロダクト本部 販促・SaaS領域(ライフスタイル事業)、2025年4月より現職

2025年06月24日

※事業内容や所属などは記事発行時のものです。