コミュニケーションの力で、 リクルートホールディングスの企業価値を高める

IR部・グループコミュニケーション部

グループマネジャー

沈 みずほ

より多く、より深く、リクルートホールディングスを
投資家に理解してもらうために。

私は今、IRならびに社外広報のグループマネジャーをしています。投資家の方々にリクルートホールディングスの価値を訴求し、長期的な株主になっていただくことを目指すのがIRの仕事。一方で、様々なメディアを通してステークホルダーの皆様に当社の魅力を知っていただき、より多くの方に事業活動を応援していただくのが社外広報の役割です。ただし、プロダクトやサービスの個人ユーザーや企業クライアントに対する広報活動は各事業に専門のチームがあるので、リクルートホールディングスの社外広報のメインターゲットはあくまで投資家やNGOといったステークホルダーになりますね。IRと社外広報が連携し、ともにコミュニケーションの力で当社のバリューを高めています。

リクルートホールディングスは東証プライム市場に上場しており、IRではグローバル投資家と日々コミュニケーションを重ねていますが、日本での認知度と比較すると海外での認知度はまだまだです。特に米国では「IndeedやGlassdoorは知っているけど、リクルートホールディングスが親会社だとは知らなかった」という方が多いのが実情です。そんな状況の中で、IndeedやGlassdoorを中心としたHRテクノロジー事業のみならず、日本国内を中心に展開するマッチング&ソリューション事業、海外M&Aを中心に拡大してきた人材派遣事業という独特な事業ポートフォリオを持つ当社の特殊性と強みをご理解いただくこと。その上で、経営戦略の3本柱「Simplify Hiring」「Help Businesses Work Smarter」「Prosper Together」とその先にある目指す世界観に共感いただき、長期的に投資をいただくこと。これらのチャレンジングでやりがいのあるミッションに挑戦しています。

たとえば、各種開示書類は改善を重ねて年々進化してきました。特に英語での開示資料のクオリティは格段に向上し、日英同時開示によるハイレベルなフェアディスクロージャーを実現できたと思っています。しかしながら、多数の企業を分析して投資判断をする投資家が一社の情報収集にかけられる時間は限られているため、いかに私たちが伝えたいメッセージを簡潔に、分かりやすくお届けできるかという点に特に知恵を絞りながら、次の開示に向けてさらなる改善に取り組んでいます。

また、3つの経営戦略を深く理解していただくことは、当社への投資判断に欠かせないことだと認識しています。そこで、決算開示資料への記載にとどまらず、決算説明会の動画やIRイベント「経営戦略説明会」を企画するなど、私たちがこの戦略にかける思いや具体的な取り組みを様々なアプローチでお伝えしています。先日開催した「Prosper Together」の説明会ではESGの取組みについてCOOの瀬名波さんが、「Help Businesses Work Smarter」の説明会ではマッチング&ソリューション事業の担当である常務執行役員の北村さんが、それぞれ取り組みの詳細を説明した後、投資家やメディアの皆さんからのご質問に率直にお答えしました。多くの方にご参加いただき、開示文書や事前に準備する動画からでは伝えきれない我々の熱意や経営陣のチャーミングな人となりを感じていただける、意義のある場になったと思っています。こうした取り組みはこのサイトの「Investor Relations外部サイトへ」のページに掲載されていますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

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昨日の成果は過去のもの。改善・改革にチャレンジし続け、
グローバルトップのリーダー企業への道を切り拓く。

新卒として入社した外資系証券会社では、外国株式の法人営業をしていました。ほどなく香港オフィスに転勤となったのですが、そこである欧州企業のIR役員に同行した際、自社の価値や魅力を熱意を持ってプレゼンし、会社の顔として投資家から信頼を獲得する姿にとても感銘を受けました。それが私がIRの仕事に興味を持ったきっかけです。その後、よりスケールの大きなグローバル企業での機会を求めてリクルートホールディングスに入社したのですが、最初にエージェントから紹介された時は事業内容がこんなにもグローバルであることをまったく知らず、短信や有価証券報告書を読んで驚いたことを覚えています。入社以来、数多くの投資家の方々と直接話をしてきましたが、当社のビジョンや経営戦略、企業文化を知っていただければ、その価値を認めていただける自信があります。より多くの方に「リクルートはグローバルなテックカンパニーで、人材マッチングのトップ企業だよね」と認識していただけるように、コミュニケーションの力で道を切り拓いていきたいですね。

そのためにも、常に改善・改革にチャレンジし続けたいと思っています。例えば四半期ごとの決算開示では常にその時点でのベストエフォートで取り組んでいますが、開示が終わってしまえば、それは過去のもの。つい先日発表したばかりの資料も、私にとってはすでに古いんです。開示された次の日にはどこを改善しようか、どんな新しいことに挑戦しようかと考えてしまいますね。四半期開示のようにルーティンワークになりがちな業務でも、当社のミッションである「Faster, Simpler and Closer to you.」を体現し続けている上司や周囲の仲間に影響を受けながら取り組むうちに、今では継続的に改善し続けることが当たり前になりました。改めて振り返ってみると、私自身もここで変わることができたのかなと、成長を実感しています。

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仕事もプライベートも妥協せず、今日を目一杯楽しみたい。

IRは企業にとって資本市場との窓口であり、資本市場からどのように評価されているか、何を期待されているかということをダイレクトに理解することができます。ですから、ここで得られる情報や知識はIR以外の部署、特にコミュニケーションが軸となる社外広報の業務にも示唆があるはずだと感じていて、上司には話していたんです。そうしたら「沈さんがそう思うんだったら、自分でやってみたら?」と言われ、IRと社外広報のグループマネジャーを担うことになりました。「やってみたい」「変えたい」と思ったことには挑戦させてもらえますし、「ダメだったら責任は取るから」とその挑戦を後押ししてくれる環境が、私自身の成長に直結していると感じています。

入社前にリクルートに関する様々な本を読んでみたのですが、実際に入社してみると本当にミッションドリブンの会社で、一人ひとりの社員がそれを体現しているなと実感しています。当社のミッション「Faster, Simpler and Closer to you.」は、事業の営業やプロダクト開発だけではなく、私たちコーポレートスタッフも全員が意識をしながら日々の仕事に取り組んでいます。何をする時でも「これは誰のために、何のためにやるのか」ということを突き詰めた上で取り組むので、私自身も生産性が圧倒的に高まりました。コロナ禍以前からフルリモートの環境で業務を完結できる体制も整っていましたし、小学生の子供を持つ親としても年々働きやすくなっているなと感じています。効率的でフレキシブルな働き方は、子供との時間を大切にしながら働く上で絶対に必要な要件ですよね。私のように仕事もプライベートも妥協せず、今日を目一杯楽しみたい方にも、自信を持ってお勧めできる職場ですよ。

沈 みずほ(しぇん・みずほ)

グループマネジャー

IR部・グループコミュニケーション部

新卒で入社した外資系証券会社において外国株式の法人営業として香港勤務に。その後日系アパレル企業の香港・マカオ市場の統括業務、東証上場、IRなどを経験し、2018年に当社入社。IRチームのリーダーとして主に機関投資家コミュニケーションを担当し、2022年4月よりIRグループ・社外広報グループのマネジャーに。「明日何が起きるか分からないから、毎日を楽しく生きることが一番大事」と語る彼女にとって、今は小学生の子供との時間が最も大切なもの。夫の協力も得ながらワークライフバランスを実現している。
新卒で入社した外資系証券会社において外国株式の法人営業として香港勤務に。その後日系アパレル企業の香港・マカオ市場の統括業務、東証上場、IRなどを経験し、2018年に当社入社。IRチームのリーダーとして主に機関投資家コミュニケーションを担当し、2022年4月よりIRグループ・社外広報グループのマネジャーに。「明日何が起きるか分からないから、毎日を楽しく生きることが一番大事」と語る彼女にとって、今は小学生の子供との時間が最も大切なもの。夫の協力も得ながらワークライフバランスを実現している。

2022年08月05日

  • ※事業内容や担当業務内容などは2022年08月05日記事発行時のものです。

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