サステナビリティ
ソーシャルインパクト
背景にある社会課題
世界の約40%の人々が、3か月間収入がないと貧困に陥ってしまう(注2)
(出典:OECD「How's Life? 2020」)
世界中の多くの人々にとって、「仕事」は日々の暮らしを支える基盤となっています。世界で人材マッチング事業を展開するリクルートグループとして、就業するまでに掛かる時間を短縮し、あらゆる求職者の就業機会を拡大することで、事業を通じてソーシャルインパクトを創出していきたいと考えています。
就業するまでに掛かる時間を短縮するには、データやテクノロジーを活用して、求職者と仕事のマッチングスピードと精度を向上する必要があります。そして、雇用市場には求職者と仕事のマッチングスピードと精度を向上するだけでは解決できない、多くの構造的な偏見(バイアス)や障壁も存在しています。
これらの社会課題を事業を通じて解決するために、リクルートグループでは、2つのソーシャルインパクト目標を定めました。
社会へのコミットメント
障壁に直面する3000万人の採用を実現する(注4)
2030年度までに、世界の雇用市場で学歴、犯罪歴、障がいや軍隊経験など様々な障壁に直面する求職者3,000万人の就業を支援します(注4)。
- 本ウェブページに記載の年数は、その年の4月1日に開始し、翌年3月31日に終了する当社の会計年度を意味する。また本ウェブページに記載の数値は、すべて概数。
- 出典:OECD「How's Life? 2020」に基づく、OECD加盟28カ国の数値。
- Indeedの求人プラットフォームで就業したユーザーが就職活動を始めた時点から、採用オファーを獲得するまでの期間。
- 当社グループが運営する求人プラットフォーム上の応募を通じた就業、当社グループが支援するNPO等の団体を通じた就業等を含む。2030年度までに、雇用市場における課題を見極めた上で様々な障壁の低減を行っていく。
ソーシャルインパクトとは
企業によるソーシャルインパクト
社会の課題を根本から解決するためには、社会にある既成概念や慣習を覆すほどの大きな変化を起こす必要があります。それは、人々の生活や社会の基盤に対する影響力をもつ企業や組織が、それぞれが最も得意な領域、つまり本業を通じてその課題解決に取り組んで初めてなし得ることです。リクルートグループは、誰一人取り残さない社会の実現に向けて、「仕事」の領域で構造的変革をリードすることが、私たちが創り出せる最も重要なソーシャルインパクトであり、果たすべき責任だと考えています。
リクルートグループにおけるソーシャルインパクトの歴史
私たちは創業以来、必要とする人たちに対して、早く便利に情報を届けることで、社会の「不」(不満・不便・不安)を解消し、誰もが自分自身に最適な選択と出会える機会を提供することを目指してきました。一人ひとりの可能性を信じて、社会の「不」を解決しようとする意志と情熱に賭けることが、私たちの考えるソーシャルインパクトです。